現役院長に聞いてみた! ホームページ制作における業者選定について

貴院のホームページは、開設からどの程度の期間を経過していますか?
そろそろリニューアルの必要性を感じつつも、どのような会社に依頼するべきかお考えではないでしょうか?
美容クリニックの集客に、ホームページは欠かせません。そればかりか、ホームページの内容や戦略が集客に大きく影響を及ぼすといっても過言ではありません。
そこで今回はクリニックのホームページリニューアル、もしくは新規開設をお考えの先生方のご参考になればと思い、既にクリニックのホームページを開設された現役の院長先生数名にインタビューしました。
今回はそのインタビュー内容から得られた、失敗に陥りやすい3つのポイントをピックアップして解説したいと思います。

 

①価格帯で決定してしまう。

院長先生が最も注意するべきと話されていたのが、価格帯です。
ホームページ制作の価格は「あってないようなもの?!」というくらい、安い会社様もあれば高い会社様もございます。
これは導入するシステムや制作手法・使用する素材や取材費用・原稿ライティング費用・制作に取り掛かる人数などにより大きく異なります。予算の兼ね合いもありますが、「安くできるから!」といった金額だけで制作会社を選定することは注意してください。
価格のみで選定して起きる3つの問題とは・・・

・デザインが思っていたイメージとちょっと違う…
▶制作会社との打合せ不足やデザイン力による仕上がりの相違が発生してしまう。
・クリニック独自の特徴が伝えられていない…
▶カタログやメーカー素材を丸投げしてしまうことでオリジナル要素が不足してしまう。
・どこにでもあるようなテンプレート型のサイトになってしまい見栄えが良くない…
▶仕上がりのイメージ共有ができていない。またはもともとテンプレートタイプの制作プランであった。

いかがでしょうか。
これらはいずれも「安かろう、悪かろう」といえるもので、安いということは制作会社としてもコストを抑えて制作している為、どうしても満足度は低くなってしまいます。

 

②納期を優先し、サイト構築を安易に考えてしまう。

コストの次に安易な妥協で失敗につながりやすいのが、「時間」です。
「早くホームページを開設して稼働させたい!」と思うばかりにタイトな納期で依頼をしてしまい、出来上がったものの満足な結果には至らないことがあります。
納期を優先しすぎることによって起きる3つの問題とは・・・

・納期を急ぎ過ぎたため、ホームページの内容が薄い…
▶制作期間が短い為に各ページの要素が少なく必要な情報に欠ける。
・公開後にメール設定や更新システムの不具合が発生し業務に支障が出た…
▶短納期で仕上げ、サーバー納品・公開したために、十分なシステム動作検証が行えていない。
・著作権が制作会社にあるため毎月の管理費用が高い…
▶納期優先で進めたために、公開後の著作権・所有権の確認を怠り融通が利かない。

1つめの問題については、おそらく多くの方が容易に想像がつくことかと思います。
ホームページは開設することだけが目的ではなく、開設・公開後にユーザーに情報を提供をすることが最大の目的です。
納期を急ぎすぎると手段と目的が入れ替わってしまい、本来の目的を見失ってしまいます。
著作権の問題についても、権利関係をしっかりと精査しないままに依頼してしまい、クリニック側に不利な契約になってしまうことも実際にあります。

 

③専門知識を持たない制作会社に依頼してしまう。

今回のインタビューで院長様方から最も多かった3つめの問題は制作会社の専門知識でした。
美容クリニックの集客はホームページ制作の中のひとつのジャンルですが、ホームページの制作ノウハウはあっても、自由診療に関する知識が不足するとスムーズに進まない。というお話でした。
医療広告ガイドラインや、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律となる薬機法等の知識がないと制作がスムーズに進まないということと、公開後も様々な対応でトラブルが多いというのです。
美容医療の知識を持たない制作会社に依頼してしまうことによって起きる3つの問題とは・・・

・打合せ担当者に専門用語が伝わらない為、そこからの説明になる…。
▶制作側が知識を要する担当を取材に伺わせることができない場合がある。
・クリニック側でHP用の原稿制作が必要になるため本業に支障が出る…。
▶制作側が知識を要するライターを準備できない場合がある。
・サイト公開はしたものの、広告掲載が全くできず、原因もわからない…。
▶医療広告ガイドラインに準じたサイト制作ができていない。

せっかくホームページを制作するのですから、しっかりと予算もかけて集客に資するものにしたいところですが、肝心の制作会社に美容クリニック集客のノウハウがないと「一生懸命やっているが的外れ」といった事態が起きやすくなります。
打ち合わせ回数が増えたり、原稿作成をクリニック側で行うことなどは一時的な負担ですが、出来上がったものが「ホームページとして機能しない」となった場合の問題は深刻です。

 

■美容クリニックの集客に強い制作会社を選びましょう。

院長先生方が話されていた失敗例は、どこのクリニックでも起きる可能性があるものばかりです。
ホームページによる集客が軸になっている昨今、ホームページからの集客で失敗することの悪影響は計り知れません。
貴院のホームページ制作やリニューアルにおいては、美容クリニック集客や自由診療・薬機法に詳しい制作会社であるかどうかをしっかり確認した上で依頼するようにしましょう。

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