最新医療機器はリースと購入、どちらが正解?美容クリニック経営を支える税務と戦略の比較

美容医療業界において、最新の照射系デバイスや注入支援技術の導入は、他院との差別化を図るための強力な武器となります。しかし、数千万円単位の投資となる医療機器の導入に際して、多くの先生を悩ませるのが「リースと購入、結局どちらが有利なのか?」という選択です。

「節税になるのはどっち?」「キャッシュフローへの影響は?」 実は、その答えは一概には言えず、先生のクリニックの納税状況や今後の経営ビジョンによって大きく異なります。

今回は、美容クリニック特化型の視点から、リースと購入それぞれのメリット・デメリットを税務と経営の両面で徹底比較します。

1.リース導入のメリット:初期投資ゼロと最新トレンドへの追従

美容医療はトレンドの移り変わりが非常に早い分野です。特にHIFUや脱毛機などは、数年でより高性能な後継機が登場することも珍しくありません。

【リースの主な強み】

廃棄・更新の手間がない: リース期間終了後は返却するだけで済むため、古い機材の処分に困ることがなく、常に最新機材への入れ替えがスムーズです。

キャッシュフローの安定: 初期費用がほぼゼロで導入できるため、手元資金を運転資金や広告宣伝費に回せます。

全額経費化によるシンプルな会計: 毎月のリース料をそのまま「賃借料」として経費計上できるため、損益計算が非常に分かりやすくなります。

. 導入のメリット:税制優遇の活用とトータルコストの抑制

資金に余裕がある場合や、融資枠が確保できている場合は「購入」が圧倒的に有利になるケースがあります。特に注目すべきは税制上の特典です。

【購入の主な強み】

資産としての所有権: リースと違い、支払い完了後はクリニックの純粋な資産となり、中古市場での売却による資金回収も可能です。

トータルコストが安い: リース会社の手数料(金利相当分)がかからないため、総支払額は購入の方が低くなります。

税務上の優遇措置: 「中小企業投資促進税制」などの活用により、一定の条件を満たせば「特別償却(初年度に多額の経費を前倒し計上)」や「税額控除(法人税・所得税を直接減らす)」が受けられる場合があります。

3. 経営判断の分かれ目:「5年後のビジョン」で決める

リースと購入、どちらを選ぶべきかの判断基準は、その機材を「いつまで使うか」という出口戦略にあります。

【リースが適しているケース】

  • 流行の移り変わりが激しい機材(例:新しい照射系デバイス)
  • 開業直後で、手元に現金を残しておきたい時期
  • 事務処理を極力簡素化したい場合

【購入が適しているケース】

融資を受けており、金利がリースの手数料率よりも低い場合

10年以上使い続ける定番機材(例:手術室の基本設備、定番のレーザー機)

今期の利益が大きく出ており、即効性のある節税対策が必要な場合

最新医療機器の導入は、単なる設備の追加ではなく、クリニックの財務体質を左右する重要な経営判断です。

「毎月の支払額を抑え、常に最新機材で攻めるリース」か、「税制優遇をフル活用し、長期的な資産価値を築く購入」か。 東通インテグレートでは、先生のクリニックの収支状況や今後の事業計画に合わせ、最適な機材調達スキームをご提案いたします。

弊社では、最新医療機器のトレンド把握はもちろん、リース・購入のシミュレーションを含めたトータルな開業・経営支援を行っております。

「今、この機材を入れるならどの方法が一番得か?」 そんな疑問をお持ちの先生は、ぜひお気軽にお問い合わせください。専門のコンサルタントが貴院の状況に合わせた最適な解決策を提示いたします。

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