ワイヤレスな映像･音響のトータルシステムで授業の質のさらなる向上や効率化を実現

東北初の総合ビジネス系の学校法人である学校法人 北杜学園様は、地域社会に貢献できる豊かな人間性を備えた専門職業人の育成を目的に、仙台市に1980（昭和55）年4月に創立されました。現在、短期大学1校、専門学校４校を運営され、多岐に渡る分野の人材養成を行っておられます。また、2024年には仙台青葉学院大学を開学予定です（現在認可申請中）。

2023年3月、仙台駅そばに仙台青葉学院短期大学の3学科が入る中央校舎7号館を新設され、館内の映像･音響設備の施工を東通（東通インテグレート株式会社）が担当させていただきました。ご導入にいたる経緯や導入後の効果などについて、法人本部総務部の杉崎新一様にお聞きします。

学校法人 北杜学園
法人本部 総務部
情報システム部長
杉崎 新一氏

新設の中央校舎7号館では、映像と音響設備の操作が連携したワイヤレスなシステムを求めており、以前から映像･通信関係でお世話になっている東通さんに相談したところ、PCの画像や映像をワイヤレスでディスプレイに転送できるプレゼンテーションシステム「PressIT（プレスイット）」をご提案いただき、導入を決めました。それに伴い、講義室6室を含む計12室に4K液晶ディスプレイを、講義室5室に液晶レーザープロジェクターを設置。さらに講義室と救急救命実習室の計12室にデジタルワイヤレスマイクシステムを中心とした音響システムも採用しています。

「PressIT」はワイヤレスなのでケーブルを差し替える必要もなく、送信機をPCに挿してボタンを押すだけで手軽に使用が可能です。そのため備品のPCだけでなく、持ち込みのPCを使いたい際にも便利ですね。各教室に送信機を2台ずつ設置しているので、2つ目を学生に貸し出してプレゼンしてもらうなど、双方向コミュニケーションを取りながら授業を進めています。動画も伝送してみたのですが、映像もスムーズで音声もクリア、音ズレもありません。「PressIT」のおかげで授業の幅が広がり、より充実した授業を行うことができるようになりました。また、従来の有線システムのようにコンソールケーブルが露出していないので、ケーブルに躓く危険性もなくなり、講義室内がすっきりとしたことも良かった点の一つです。

デジタルワイヤレスマイクは、アンテナと受信機が一体となったシンプルなシステムを構築していただきました。各講義室にはハンドヘルド型（ハンドマイク）とタイピン型の2種類のワイヤレスマイクを常設しており、授業形式に合わせて選択しています。同じ講義室内で2本のマイクを同時使用する際でも混信やハウリングがなく快適ですね。また、全キャンパスの中での最も広い収容人数200名の801講義室には、板書撮影用にリモートカメラも設置。細かな板書の文字も明瞭にディスプレイに映すことができます。ワイヤレスマイクとリモートカメラで後方の席にいる学生にもストレスのない学習環境を整えることができました。

今回、東通さんには、私たちのリクエストに寄り添った映像･音響のトータルなシステム提案を行っていただきました。真摯に対応していただいたおかげで、新校舎に最新かつ理想的な学習環境を実現することができたと思います。これらを最大限に活用して、絶えず変化する今の社会に求められる人材を育てていきます。今後とも当学園では情報システムや教育力の強化に力を注いでいきたいと考えておりますので、東通さんのお力添えをお願いいたします。