サンドビックツーリングサプライジャパン株式会社 様
サンドビックツーリングサプライジャパン株式会社様は、スウェーデンに本社を置く世界最大の切削工具メーカー、サンドビック・コロマントの日本法人です。1976年に宮城県栗原市瀬峰に設立された工場で、業界で最高レベルの品質を実現した刃先交換チップおよびカッター、ホルダを生産し、世界市場に供給しておられます。
このたび金型保管庫の新設に伴い、東通(東通インテグレート株式会社)が提案した「NEC 顔認証入退出管理システム」をご採用いただきました。導入された背景や理由、導入後の効果について、工場の設備全般を統括する部長の佐藤和弘様にお話を伺いました。
サンドビックツーリングサプライジャパン株式会社
メンテナンス 部長 佐藤 和弘氏
きっかけとなったのは、工場内に金型保管庫を新設したことです。当社は外資系企業なのですが、他工場で盗難事件が起き、本社が本格的にセキュリティ強化を重視するようになったという背景がありました。
金型とは工業製品の量産をする際に必要な金属製の型のことです。一つ一つの金型には、メーカー独自のノウハウや技術が集積しており、いわばメーカーの大切な知的財産です。当社でも不正アクセスによる意図しない流出を未然に防ぐため、新たに設置する金型保管庫のセキュリティ強化を図りたいと思ったのです。ICカードリーダーも検討しましたが、あらゆる点で顔認証システムの方に優位性を感じたため、導入を決めました。
当工場は「究極の5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)」を掲げ、クリーンな環境づくりにことのほか力を入れております。手が汚れやすい現場ですので、クリーンな環境を保つ意味でも、ハンズフリーで入退室ができる顔認証システムは衛生的で非常に優れていると思いました。また、ICカードと違って破損や紛失、パスワード忘れのリスクがないので管理のわずらわしさもありません。
何よりも、世界最高峰の精度を誇る顔認証AIエンジン「NeoFace」を取り入れている点が魅力でしたね。なりすましなどの不正利用を防止できるのはもちろんのことですが、私自身、新しもの好きなんです。本社のスウェーデンの人たちも、ノーベル賞発足の国だけあってハイテクノロジーには興味津々ですので、せっかくならより新しいシステムを導入したいという思いがありました。
東通インテグレート様とは20年来のお付き合いになります。この工場の電話回線やネットワーク回線も施工していただきました。情報通信技術に関して熟知しておられるので、何かにつけて相談させていただいております。今回も親身にご提案、ご説明いただき、とても頼りになりました。
立ち止まってパスワードを入力したりカードをかざしたりというワンクッションが必要なく、カメラに顔を向けるだけで良いので、実際に働く人たちもこれまでの動きとさほど変わることなく、ストレスを感じずに入室できているようです。また、最先端のエンジンを使っているため、マスクをしたままでも精度を落とさず顔認証が可能というのは、感染症対策の面から見ても素晴らしいと思います。
もちろん、セキュリティレベルも非常に高いと思います。「いつ・誰が入室したか」だけでなく、「誰が入室しようとしてできなかったか」というデータまでログとして残るので、安心感が高いです。当社の大切な財産である金型をしっかり守るために、顔認証システムを導入して本当に良かったと思っております。
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