社会福祉法人伯和会 特別養護老人ホームみずき 様
2012(平成24)年開設の特別養護老人ホームみずき様。共有スペースと完全個室の10室を一つの生活単位(ユニット)として、3ユニットで構成されており、入居者お一人お一人の個性や生活リズムに合わせたきめ細かなケアを行っておられます。
このたび、東通(東通インテグレート株式会社)にご依頼いただき、見守りシステム「HitomeQ」を導入されました。ご導入に至った経緯やご導入後の効果などについて、施設長の鈴木理絵様にお聞きします。
施設長
鈴木 理絵氏
当施設では、夜勤時には2名体制で3ユニットを担当しています。そのため業務に追われてしまうこともあり、入所者様への対応に苦慮する場面も時折ございました。人手不足の折、職員を増員するのは容易なことではありません。そこで、介護業界のデジタル化が進んでいるという時代的な流れや、行政が補助金を出してICT機器の導入を支援しているという背景もあり、見守りシステムの導入を検討するようになりました。今回、大規模修繕補助金を活用して導入したのですが、この補助金の存在は非常に大きかったですね。
いくつか候補があった中で、入所者様の状況や使い勝手などを考慮して「HitomeQ」を採用しました。特にメリットを感じたのは、カメラ型の行動分析AIセンサーを全個室に設置可能である点と、天井に取り付けて個室内を360°見守ることができる点です。同じグループの別施設では、センサーの設置場所を自由に移動できるものを採用していますが、当施設では入所者様がカメラ型のセンサーに触れて動かしたりすることがないように、天井に取り付けられる方が向いていると判断しました。また、行動分析センサーが入所者様の行動を認識すると、スタッフのスマートフォンに映像が通知されるため、個々の状況を把握しやすい点もポイントでした。
これまでナースコールだけだった時には、アラートが鳴ると訪室するという一択しかなかったのですが、導入後は画面を確認したうえで、通話をして見守るか、すぐに訪室するかを選択できるようになり、アラートが重なった時などにはだいぶ楽になりました。訪室する回数自体も減り、職員の精神的・身体的負担も軽減されたと思います。また、アラートが鳴る約1分前からクラウド上に録画されるので、転落・転倒事故の際にはどのようにして転落・転倒したかが把握でき、ご家族への説明や予防の対策がしやすくなりました。さらに「Aさんはベッドから起き上がったら」「Bさんはベッドから体が離れたら」など、アラートを鳴らす条件を入所者様ごとに設定することが可能です。お一人お一人の状態に応じた設定により、導入後には骨折に結び付くような大きな事故がなくなりました。
東通さんとは開所当初からのお付き合いで、電話設備・情報通信関係では大変お世話になっております。定期的にご来所いただき、不具合はないかなど気にかけてくださるので、非常に助かっています。「HitomeQ」に関しても、東通さんの5年間の保守点検込みなので安心ですね。今後とも機械に頼れる分は機械に頼り、その分を入所者様へのより質の高いケアに充てていきたいと思っております。そのためにこれからもぜひいろいろとご提案いただき、ご伴走いただければと思います。
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